電気的な水処理方法で、薬剤を使わずにスケールを抑制!
ドルフィンウォーターケアは電気的な水処理方法で、薬剤を使わずにスケールの問題を解消し、人や環境に優しいクリーンな水環境を実現します。
水中に存在する懸濁物質(微細なほこりや土砂等の水に溶けない物質)の表面電荷に影響を与えることにより、懸濁物質の表面を水中の鉱物成分(カルシウム)が析出する場所として提供し、配管内壁にスケールとして堆積することを防ぎます。
※水自体を改質したり、溶解成分に直接働きかけるものではありません。
- 水中に溶解しているカルシウムは、機器配管内壁やクーリングタワー内にスケールとして堆積します。
スケールの固着により冷却効率が低下するため、定期的な洗浄や予防措置を行わなければ、電力コストの増大につながります。
- 水中に溶解しているカルシウムは、懸濁物質(表面積が大きく、同じ流速で流れている)を核としてその表面に析出し、無害な炭酸カルシウム粉末となります。 そのため、機器配管内面やクーリングタワー内はキレイなまま保たれます。
水中の懸濁物質
補給水が水道水であれ、井戸水であれ、水中には必ず懸濁物質と呼ばれる水に溶けない微粒子が存在します。
通常の状態ではこれらの懸濁物質の表面はマイナスに帯電しているため、懸濁物質同士は反発し合い、他の物質が付着することもありません。
クーリングタワーへの適用例
配管にあたっては既設配管の一部を切断し、フランジ接続あるいは管ジョイント接続にてコイルモジュールと置き換えます。循環水配管の出側、戻り側のどちらにでも設置可能です。
コイルモジュール、制御ボックスともに屋外設置が可能で、専用のフードやレインカバー類もラインナップしています。
★導電率計及びブローダウンが設置されていることが必須です。
ドルフィンウォーターケアの電気的な影響
ドルフィンウォーターケアの制御BOX内の電気回路により「リンギングパルス」と呼ばれるパルス電流を発生させます。制御BOXで発生されたパルス電流は専用ケーブルでコイルモジュールに供給され、特殊なコイル構造によって強力なパルス電界を発生します。
コイルモジュールは循環水が通る塩ビパイプの外側にコイルを設置した構造であり、コイルによって発生するパルス電界は管内を通る循環水に影響を与えます。
- ●通過前→懸濁物質の表面はマイナスに帯電している。
- ●通過中→パルス電磁場により、懸濁物質の表面電荷が中立になる。
- ●通過後→表面電荷が中立となった懸濁物質を核に炭酸カルシウムが付着し、パウダー状になる。
パルス電界により懸濁物質に影響を与えます。
通常の状態では水中を浮遊する懸濁物質の表面はマイナスに帯電していますが、ドルフィンシステムのパルス電界の影響により、その表面電荷は中立に変化します。
懸濁物質は微細な粒子ですが、全体の表面積は非常に大きいため、表面電荷が中立となった懸濁物質を核として炭酸カルシウムが付着します。
この様に、ドルフィンウォーターケアの働きによって水中に溶解するカルシウムは、懸濁物質を核に炭酸カルシウムとして付着し、粉末状となって水と一緒に循環するため、スケールとして強固な結晶となることがなくなります。
スケールは、なぜ発生するのか?
過飽和状態となり水中に溶けきれなくなった鉱物成分は結晶化して析出し、充填材や配管内面にスケールとして蓄積します。
配管内にスケールが付着すると、循環水の流れを阻害し、また、充填剤に付着したスケールはクーリングタワーの冷却効率を低下させ、消費電力の増加要因となるために定期的な洗浄が必要となります。
スケール対策として、薬剤を用いた水処理が一般的に行われますが、薬剤のコスト負担や薬剤の性状による環境問題・人に対する健康問題・配管に対する腐食問題等の2次的影響が発生します。 [ 薬剤処理の問題点 ]