循環水のpHをアルカリ性に制御し、配管設備の腐食を防止!
ドルフィンシステムの運用により、循環水中のカルシウム分は有害なスケールとして析出するのではなく、無害な炭酸カルシウム粉末として析出し、水中を浮遊します。
水中に炭酸カルシウムが存在することにより、pHはアルカリ性に変化します。
水中を浮遊する炭酸カルシウム粉末はブローダウンにより系外に排出されますが、導電率監視により適切にブローダウンを制御することにより、意図的なpHのコントロールが可能です。
ドルフィンウォーターケアの運用では導電率の監視が重要なポイントであり、循環水のpHを8.5前後の弱アルカリ性に制御し、腐食を抑制します。
設置後1年間の定期的な保守点検では、循環水の導電率、pH、カルシウム硬度等を確認し、当初の想定通りに水質が変化していることを確認し、必要があればコントローラーの導電率設定値を調整します。
配管設備の腐食
スケール対策のために用いられる薬剤は一般的に酸性であり、このために配管等の鋼製部材を腐食させてしまいます。
ドルフィンウォーターケアは薬剤を使わずにスケールと微生物の問題を解決するため、薬剤に起因する腐食の問題が発生しません。
さらに、ドルフィンウォータケアの運用により、循環水のpHは弱アルカリ性となるため、腐食を抑制する効果があります。
[設備の腐食のようす]